クロスステッチをはじめる

 

クロスステッチプロジェクトを始める前に、いくつかのやらなければいけない事があります。

糸の準備

DMC刺しゅう糸は、互いに撚り合わせた分割しやすい6本の撚り糸でできています。14カウントのアイーダ布にステッチするデザインの多くは、撚り糸を2本しか必要としないため、刺しゅう糸を分ける必要があります。デザインに何本の糸が必要かは図案を確認してください。

DMC刺しゅう糸のかせの表面にある、糸の端を見つけてください。かせから糸の端をゆっくり引き出し、18インチ(約45センチ)ぐらいになったら切り離します。刺しゅう糸を別々の撚り糸に分けるには、撚り糸を1本ずつ残りの糸から完全に離れるまでゆっくり引き抜きます。続けてステッチに必要な本数分引き抜きます。糸を再びかせに戻すには、糸の端を合わせて持ち、全体が均一になるようにやさしくなで合わせて、まとめます。

作品に使う糸を見積もる

作品に使う糸の量は、多くの要素によって決まります。ステッチの糸の引き具合と、色をデザインのどこに置くかは2つの重要な要素です。大きい作品で必要な糸の量を見積もる手っ取り早い方法は18インチ(約45センチ)の長さの糸を正しいプライ数で用い、糸がなくなるまで刺しゅう布にクロスステッチをすることです。そうすれば、糸の長さあたりいくつのステッチをすることが出来るかわかります。

DMC刺しゅう糸の各かせは8.7ヤード(約8メートル)で、コットンパール5番のかせは27ヤード(約25メートル)です。チャートのステッチ数を数えて計算すれば、必要な長さがわかるはずです。

ほとんどのチャートはかせが1つあれば十分としていますが、アフガン刺しゅうのような大きい作品ではチャートにそれぞれの色のかせがいくつ必要かが記されています。

刺しゅう布の準備

刺しゅう布の中心を見つけることはとても重要で、それによってそこにデザインの中心を置く事が出来ます。刺しゅう布の中心を見つけるには、布を半分に折り、さらに半分に折ります。2つの折り目の交点が中心です。中心点に印をつけるには水性ペンで小さく点を描きます。

  • チャートにはすべて、クロスステッチデザインの仕上がり寸法が記されています。縁取りのためにデザイン部分の周り全体に少なくとも3インチ(約7.5センチ)を足しますが、必要ならそれより多くします。
  • 刺しゅう布は使用する前に決して洗わないでください。洗濯をすると穴が締まり、マス目が見えにくくなるため、ステッチしづらくなります。
  • 刺しゅう枠はあなたが初心者の場合、特に役立ちます。刺しゅう枠に刺しゅう布を簡単にはめる方法については以下に順を追って説明してありますので参考にしてください。

刺しゅう枠の使い方:

外枠の刺しゅう枠の上部のねじまたはナットを緩め、内側と外側のリングを別々にします。刺しゅう布を挿入すると外側のリングが内側のリングの上で刺しゅう布を支えることになります。

平らな面の上にリングを置きます。その上に刺しゅうをかぶせ、次に刺しゅう布の上に外側のリングを置きます。下のリングが外側のリングの中にきちんと納まるまで枠を押し付けます。刺しゅう布の角を少し引っ張ってピンとさせます。刺しゅう布が枠からずれないように出来るだけきつく張るようにしましょう。

ナット又はねじをしっかり締めます。刺しゅう布がしっかり張られ、刺しゅうの準備が整いました。

ヒント: 作業の後も、作品を枠に張った状態で長時間放置してはいけません。それにより刺しゅう布に折り目がついてしまうと、取り除くのが難しくなります。作業をしていないときは、刺しゅう枠から作品を外しておくのが一番です。再度刺しゅう枠にはめても、時間はほんの少ししかかかりません。

針の準備 - 針に糸を通すにはDMC糸通し器を使うと一番簡単です。糸通し器を使うときは、針の穴をフックのほうへ滑らせ、次に糸を輪にしてフックにかけ、針の穴からフックを戻して糸を引き出します。

以下は糸通し器なしで針に糸を通すいくつかの方法です。

はさんで突く方法

はさんで突く方法 糸端をきれいに切り、少しだけ端を残して親指と人差し指ではさみます。もう一方の指で針を持ち、針穴の先端で糸を突いてから糸を穴に入れます。そして糸を引き出します。糸をはさむ事によって針穴に通しやすくなります。針穴を前後に動かしながら穴に通す必要があるかもしれません。

輪にしてはさんで通す方法

輪にしてはさんで通す – 糸の端を針穴のあたりにかけて輪にし、その輪を親指と人差し指ではさんでしごきます。輪から針を取り除き、糸を針穴に押し付けます。輪を引っ張り、針穴に糸を通します。

ヒント: ステッチをしている間はあなたの手と作品の表面を必ず清潔に保つようにしてください。ステッチをはじめる前に手を洗い、その場所には飲み物やスナック類は置かないことを習慣にしましょう。